みなさん、こんにちは!株式会社グローバルエナジーの宮本です。
夏のゲリラ豪雨や秋の台風のあと、「急に家じゅうの電気が消えて、びっくりした!」という経験はありませんか? 私たちのところにも、「停電のとき、蓄電池があったら何が使えるの?」というご質問がよく届きます。
そこで今回は、停電すると家の中で何が止まるのか、そして蓄電池があると何が使えるのかを、できるだけやさしくまとめました。よく聞かれる「特定負荷」と「全負荷」の違いも、図で説明しますね。
この記事の要点
- 停電すると、照明・冷蔵庫・エアコン・給湯器・Wi-Fiなど、電気で動くものはほぼ全部止まります
- 太陽光発電だけの場合、使えるのは晴れた昼間だけ。専用コンセントから、多くの機種で最大1500Wまでです
- 蓄電池があれば夜も電気が使えます。どこまで使えるかは「特定負荷」か「全負荷」かで大きく変わります
停電すると、家の中はどうなる?
停電すると、電力会社からの電気が止まります。今の暮らしは電気に頼っているものが多いので、思っている以上にいろいろなものが止まってしまいます。
💡 照明
夜は真っ暗に
🧊 冷蔵庫
食品が傷む心配
❄️ エアコン
夏の暑さ・冬の寒さ
🛁 お湯
エコキュートも、多くのガス給湯器も
🍳 IH
料理ができない
📶 Wi-Fi
ネットがつながらない
特に気をつけたいのが、夏の停電です。エアコンが止まると、部屋の中はあっという間に暑くなります。小さなお子さんや高齢のご家族、ペットがいるお宅では、命に関わることもあります。
太陽光発電だけだと、どこまで使える?
「うちは太陽光があるから大丈夫」と思っている方も多いのですが、太陽光発電だけの場合は、使い方にいくつか条件があります。
太陽光発電だけで停電したとき
- 自分で切り替える:多くの機種で、パワコン(パワーコンディショナ)を「自立運転」に手動で切り替えます
- 使えるのは専用コンセントだけ:家じゅうのコンセントではなく、自立運転用のコンセントから使います
- 多くの機種で最大1500Wまで(100V):電子レンジやドライヤーなど、大きな電気を使うものを同時に使うと足りなくなります
- 天気しだい:雨や曇りの日は、使える電気が少なくなります
※機種によって、自動で切り替わるもの・使える量が多いものもあります。ご自宅のパワコンの説明書でご確認ください。
参考:ソーラーパートナーズ「太陽光発電で停電時にも電気が使える?自立運転機能の使い方」(2026年10月4日確認)
蓄電池があると、どう変わる?
蓄電池があると、停電中の暮らしがぐっと楽になります。
その1
🌙 夜も使える
ためておいた電気で、暗くなってからも照明や冷蔵庫が使えます。
その2
🔄 自動で切り替わる
多くの蓄電池は、停電すると自動で蓄電池からの電気に切り替わります。
※製品や設定によっては自動で切り替わらず、手動の操作が必要なものもあります。
その3
☀️ 昼に充電できる
太陽光と組み合わせれば、停電が長引いても昼の発電で蓄電池を充電できます。
ただし、「蓄電池があれば家じゅう全部いつも通り」とは限りません。どこまで使えるかを決めるのが、次の「特定負荷」と「全負荷」の違いです。
「特定負荷」と「全負荷」の違い
ちょっと難しそうな言葉ですが、ひと言でいうと停電のとき、蓄電池の電気が「家のどこまで届くか」の違いです。
特定負荷
選んだ場所だけ電気が届く
停電中
2階 子ども部屋
停電中
💡 1階 リビング
使える
1階 キッチン
停電中
分電盤(ブレーカー)であらかじめ選んだ回路だけに電気が届きます。使う場所をしぼるので、電気が長持ちしやすいのが良いところ。
全負荷
家じゅうに電気が届く
使える
💡 2階 子ども部屋
使える
💡 1階 リビング
使える
💡 1階 キッチン
使える
1階も2階も、家じゅうの部屋に電気が届きます。停電中もいつもに近い暮らしができるのが良いところ。
もうひとつの大事なポイント「200V」
エコキュートやIHクッキングヒーター、一部のエアコンは、200Vという大きな電気で動いています。
- 特定負荷は100Vだけの機種が多く、停電中に200Vの家電は使えないことがほとんどです
- 全負荷の中には、200Vの家電も使える機種があります(200V出力に対応しているか確認が必要です)
エアコンは要チェック
エアコンには100Vのものと200Vのものがあります。リビングの大きなエアコンは200Vのことも多いので、「停電のときにどのエアコンを使いたいか」を考えておくと選びやすくなります。
参考:ダイキン工業「Eシリーズ 仕様」(電源に単相100V・単相200Vの両方の機種があります。2026年9月17日確認)
停電中に使えるもの・使えないもの一覧
蓄電池がある場合の目安をまとめました。
| 家電 | 特定負荷 | 全負荷 |
|---|---|---|
| 照明 | ○ 選んだ部屋 | ○ 全部の部屋 |
| 冷蔵庫 | ○ 回路に入れていれば | ○ |
| テレビ・スマホの充電・Wi-Fi | ○ 回路に入れていれば | ○ |
| エアコン(100V) | △ 回路に入れていれば | ○ |
| エアコン(200V) | × ほとんど使えない | ○ 200V対応の機種なら |
| エコキュート・IH | × ほとんど使えない | ○ 200V対応の機種なら |
| 電子レンジ・ドライヤー | △ 同時使用に注意 | △ 同時使用に注意 |
※○=使える、△=条件しだい、×=使えないことが多い。実際に使えるかどうかは、蓄電池の機種・配線・残っている電気の量・同時に使う家電の量によって変わります。ご自宅の場合は、お気軽にご相談ください。
停電中に電気を長持ちさせるコツ
- 使う家電をしぼる:照明・冷蔵庫・スマホの充電など、本当に必要なものを優先しましょう
- 大きな電気を使う家電は同時に使わない:電子レンジ・ドライヤー・炊飯器は、ひとつずつ
- 冷蔵庫の開け閉めを減らす:中の冷たさを保つと、電気の節約にもなります
- 昼は太陽光で充電:晴れた日は、昼に発電した電気で蓄電池を充電できます
- 普段から「残しておく量」を決めておく:機種によっては、停電に備えて残しておく電気の量を設定できます
まとめると…
「停電中もいつも通りに過ごしたい」なら全負荷、「必要なところだけ長く使えればいい」なら特定負荷が向いています。オール電化のお宅や、停電中もエアコンを使いたいお宅は、全負荷で200Vに対応した機種がおすすめです。
よくあるご質問
停電への備えのご相談は、杉並区浜田山のグローバルエナジーへ
「うちは特定負荷と全負荷、どっちがいいの?」「停電のときにエアコンを使いたい」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。創業2000年、太陽光発電・蓄電池の施工販売を続けてきた経験から、ご家庭に合ったご提案をいたします。
お電話:03-6419-7370
株式会社グローバルエナジー(本社:東京都杉並区浜田山3丁目34番2号 プラスワンビル3階)
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執筆:株式会社グローバルエナジー 取締役 宮本(たけぞー)